高専発TAKAO AIが新しいAIアプリケーションマーケットプレイス「Yatai」のアルファ版をリリースします!
公開日: 2023年08月03日(木)
最先端のAI技術を活用したサービスを提供する高専発ベンチャー、TAKAO AI 株式会社(東京都八王子市、代表取締役社長:板橋竜太、以下TAKAO AI)は、個人開発のあらゆるプロダクト/アプリケーションを連携することでそれらを簡単に”出店”し、マネタイズすることのできるプラットフォーム、「Yatai」のアルファ版リリースを行います。
サービスURL:https://aiyat.ai/
Yataiとは、AI時代のアプリケーション開発の状況に合わせて設計された、全く新しい形式の実験的なマーケットプレイスです。
一般ユーザーは、Yatai上で購入したトークンを消費することで、様々なソフトウェアを気軽に利用し、利用した分だけの利用料金を支払います。
開発者はOAuthを活用したシンプルな認証システムの組み込みにより、個人・法人に関わらず、自身の開発したソフトウェアを容易にマネタイズすることが可能となります。
AI処理を組み込んだアプリケーションは、非常に革新的で便利な物が多い一方で、API料金などを通じ、その維持費が高額になりがちです。そのようなアプリケーションをサスティナブルに運用していくための新たな方法として、「Yatai」を開発致しました。
今までアプリケーションやデジタルサービスをマネタイズする際には、その開発者が直接利用者と契約を結び、利用料金をサブスクリプションないしは買い切りのプロダクトとして得るのが一般的でした。
そのためYataiのような形式で、開発者の開発したアプリケーションがマネタイズされる事例は少なく、Yataiのアイデアは非常に実験的なものとなります。このアイデアは、AIの活用が進む時代のアプリケーションの多様化にとって効果的だと考える一方で、まだ不完全で未実証のアイデアとなります。
そこで、TAKAO AIでは、このYataiをアルファリリースという形で公開し、実際のアプリケーション開発者の方や、利用者の方からのご意見をお聞きし、製品版の開発に活かすことができればと考えております。
また、ご意見・ご質問を頂戴する場として、開発者向け公式Discord サーバーをご用意しております。ご興味を持たれた方は、ぜひこちらもご覧ください。
TAKAO AIでは今年3月に、OpenAI社のGPT-3.5-turboの技術を活用した視覚障害者向けサービスのデモンストレーションとして、「GPT版Tendoc 試用サイト」を公開致しました。
該当のプレスリリースはこちら ↓
高専発ベンチャー企業 TAKAO AI、OpenAI社/ChatGPTの技術を用いた「ドキュメントの視覚障害者対応」エンジンの試用サイトを公開
この試用サイトのリリース後、主に視覚障害をお持ちの当事者の皆様からポジティブなご意見を多くいただくことができ、ぜひこれを改善した形で製品として提供して欲しい、というお声も頂きました。
しかし問題点として、視覚障害者の方を対象としたアプリケーションは、それ単体では運営コストをカバーすることが難しく、弊社としてはTo Bの視覚障害者向け点訳プラットフォーム、「Tendoc Platform for Web/Doc」にGPT-3.5の技術を組み込むに留まっております。
ここで見えてきたものとして、
というAIアプリケーションの一般化された課題が表面化しました。
そこで、
のようなサービスを提供することで、
「ニッチかもしれないが、そのニーズがヒットするユーザーには極めて便利なアプリケーション」が集う、
AI時代にふさわしい、「アプリケーション版のUGC (User Generated Content) プラットフォーム」が実現できると考え、このサービスの開発を行いました。
また、「手軽に自分の作ったものを出店する」という考え方とのシナジーの高さから、このサービスを「Yatai (屋台)」と名付けました。
↑サンプルアプリケーションの一例、名刺の写真を撮影することでその大事な要素だけをAIが抽出し保存できるアプリケーション
先ずはアルファリリースということで、ユーザーの方にお試しいただけるサンプルアプリケーションをいくつか弊社にてご用意しております。これらの開発ドキュメント等を基に、AIアプリケーション開発にご興味をお持ちの個人開発者の方からアプローチをし、実際にアプリケーションを作成・出展いただくことを通して、フィードバック・ご意見を収集していきたいと考えております。
一方で、一般のユーザーの皆様に関心を持っていただけるよう、弊社にて開発するサンプルアプリケーションの拡充も進め、「Yataiにしかない」便利なアプリケーションが充実し、このプラットフォームを新しいアプリケーション開発の土台とできるよう、尽力してゆきたいと考えております。
サービスURL: https://aiyat.ai/